みなさんは仕事をする上で「質問」はしていますか?
特に何も意識しなくてもできる「質問」ですが、良い質問の仕方と悪い質問の仕方があります。
質問ひとつでなんどもムダなやり取りをすることになったり、そんなことを聞きたいわけじゃないのに~・・・と、意外と質問の重要性に気づかずに質問をしている人が多いのではないでしょうか。
また、悪い質問の仕方が続くと、上司や先輩から「この人自分で考えてるのかな?」「もしかしてあんまり仕事できないのかな?」といった印象を持たれてしまいます。
この記事では時間をムダにせず、上司や先輩から受け入れてもらえる良い質問の仕方を解説します。
質問の仕方で何が変わるの?
そもそも質問の仕方で何が変わるのでしょうか?
答えは「自分の評価が上がる」「ほしい答えがもらえる」です。
なんで評価につながるの?なんでもらえる答えに違いがあるの?と思った方、詳しく見ていきましょう!
評価が上がる質問の仕方って?
まず初めに、質問をするということは相手の時間を奪うことだとしっかり意識しましょう。
あなたは分からないことがあるからといって、何も考えずに質問していませんか?
質問をする側は気軽に聞いているかもしれませんが、質問をされる側は自分の作業を止める必要があります。
本来自分の仕事に充てていた時間を、あなたの質問のために時間を割いてくれていることを忘れないようにしましょう。
その際に何を聞きたいのか、自分はどう思っているのかがまとめられていると「この人は論点をまとめる力があるな」とあなたの評価が上がっていきます。
良い質問と悪い質問で得られる答えが違う
あなたの質問の仕方によって得られる答えにも違いがでてきます。
例えば、あなたが後輩のAさんとBさんから以下のような質問をされた場合、どちらが正確な答えを教えてあげられますか?
Aさん「〇〇という問題が出ています。✖✖を調べて△△だということが分かりましたが、ここからが分からないのでお教えてもらえませんか?」
Bさん「〇〇という問題が出ているのですが、どうすればよいか教えてもらえませんか?」
どうでしょうか?
Aさんは分からないことがある程度絞り込まれているので、これを教えてあげれば解決するかな?と質問される側も答えやすいですね。
一方で、Bさんは質問がざっくりし過ぎているので、何を教えていいか分かりません。
ここは確認した?こっちはどうなってる?と質問に対して質問しなくてはいけないので、やり取りが増えてしまい、ほしい答えがなかなか得られません。
理解力を高める質問の仕方を覚えよう
では、ほしい答えを得るためにはどのように質問をすればよいか、順番に見ていきましょう。
何を質問するのか明確にする
まず始めに自分が何を質問したいのかを明確にしましょう。自分が何を聞きたいのか分かっていないのに相手に伝えることはできません。
質問をする前に自分で調べる
何を質問したいのか明確になったら、まずは解決策を自分で調べてみましょう。
今はインターネットで大体のことは分かる時代。自分で調べることで、より理解が深まり、時間が経っても忘れにくいので自分が教える立場になった時に役立ちます。
質問内容を具体的にまとめる
自分で調べても解決策が分からなかった場合、いよいよ質問をする準備をしましょう。
ここでは「何を聞きたいのか」「調べた結果分かったこと」をまとめていきます。
調べた結果をまとめるときは、どんな調べ方をしたのかや、こういうことが分かりましたといったように、より具体的にすることで相手の考える時間を減らすことができます。
自分の考えをまとめて伝える
最後は良い質問の仕方に慣れてきた人に実践してもらいたいことになります。
それは「自分の考えをまとめて伝える」です。調べた結果や分かったことを踏まえた上で、「こうした方が良いと思っていますがどうでしょうか?」や「〇〇が原因だと思うのですが合っていますか?」というように自分の考えを伝えましょう。
そうすることで、相手から「自分で考えて仕事をしているな」「この人は信用して仕事を任せられるな」といった良い印象・良い評価をされるようになります。
まとめ
今回は時間をムダにせず、上司や先輩から受け入れてもらえる良い質問の仕方を紹介しました。
最適な答えは良い質問から!ムダなやり取りなく、ほしい答えが得られるように質問の仕方のポイントをおさらいしましょう。
〇質問の仕方で何が変わるの?
・質問は相手の時間を奪うという意識を持とう
・良い質問と悪い質問で得られる答えが違う
〇理解力を高める質問の仕方を覚えよう
・何を質問するのか明確にする
・質問をする前に自分で調べる
・質問内容を具体的にまとめる
・自分の考えをまとめて伝える
この記事を参考にしていただき、自分の能力を上げるためにもしっかり質問力を鍛えていきましょう。
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